ペニスの正しい計測
アンケート調査を行うと数値が大きくなりがちです。計測方法がまちまちで根元から長さを測る場合、上側から測る場合と下側から測る場合では大きな差が出てしまいます。また、太さの計測も中央で測る場合と根元で測る場合で差が出てしまいます。異なった計測方法の平均値を出しても数値が大きくなりがちです。医学的にペニスを計測する場合は以下の位置で測ります。

ペニスの長さ計測
床に起立した状態で計測します。座って行うと正しい値がでません。長さはペニスを床と平行になるようにします。勃起して反り返っている場合は床と並行になるように押さえます。そしてペニス上面に定規を当てます。定規は腹部の脂肪の影響を受けにくいよう強く腹部に押し当てます。その状態で亀頭の先端までを測ります。平常時の長さはリラックスできる室温で行います。勃起時と同様にペニスを床と並行にし定規で測ります(ダランと垂れ下がったままで測るのは誤りです)。平常時の計測は意外に難しく少しでも意識する半勃起状態となります。ペニスがダランと垂れ下がっていても半勃起では平常時サイズとしては無効です。

定規の端は数ミリの空白(通常4~5mm)あるので実測した目盛空白部分の長さをプラスしたものが正確な長さとなります。

ペニスの太さ計測
太さの計測はのペニスの中央付近に巻き尺を1周グルリと巻きつけて計測します。非勃起時も同様に行います。測った円周を3.14で割ればペニスが真円と仮定した太さが分かります。これはコンドームのサイズ選択時に有効です。

ペニスの横幅も中央部分で行います。定規を使う際は定規のメモリを前上から見て計測します。斜めに見ると正しい幅が分かりません。また定規はペニスに押し当てないよう注意します。亀頭の幅は嵩が張った最も大きな箇所(エラの部分)で計測します。いづれの場合も「ノギス」があると正確な陰茎軸や亀頭の横幅が計測できます。

亀頭の嵩(かさ)を計測する
勃起時に亀頭の段差を計測します。勃起した状態でも数ミリの段差なので定規では測る事が出来ません。この場合もノギスを使用します。ノギス後方には深さを測るバー(デプスバー)があるのでそれを利用すると正確な嵩高を計測できます。嵩高は上面と左右の計3か所を計測します。
