増大ポンプ
筒状のシリンダーを用いた吸引式の増大ポンプは多くのショップで購入する事が可能で身近な存在です。増大ポンプは手動式と電動式があります。
吸引ポンプによる増大の仕組みです。強制的な吸引力で自力で勃起する以上の血液が海綿体に充満します。すると海綿体内部が微小裂傷を起こします。それが修復する時に瘢痕組織ができて海綿体の隙間を埋め修復を行います。その繰り返しで増大に繋がります。

セックスの前に勃起力を強化するだけで使うのであれば手動式で安価なタイプでも問題ありません。しかし増大を目的とした場合、シリンダーサイズや吸引能力(ポンプ性能や機能、耐久性)が重要です。
シリンダーのサイズ選び
シリンダーサイズはとても重要です。海綿体そのものに可能な限り作用させるには自身の勃起時のペニスの太さプラス1cm前後を目安に選びます。増大用シリンダーを販売しているサイトによると以下のサイズ選定目安がありましたので掲載しておきます。
ペニスの直径 | シリンダー選定目安 |
2.8~3.8cm | Φ4.4cm |
3.8~4.5cm | Φ5.1cm |
4.5~5.2cm | Φ5.7cm |
5.2~5.8cm | Φ6.3cm |
例えば勃起時の円周長さが12cmだとすれば3.14で割った真円相当の太さは約Φ3.8cmになりますからサイズ表によると内径Φ4.4cmまたはΦ5.1cmを選ぶとよいでしょう。太すぎるシリンダーで吸引するとペニス内の海綿体に直接作用せずにペニス外側の皮膚が浮腫んで大きくなるだけでとなります。浮腫んで大きくなったペニスは数時間で元のサイズに戻ってしまいます。吸引によって勃起したペニスの皮膚がシリンダー内側にピッタリ詰まるくらい密着していたほうが海綿体に作用しやすいうえ長さ方向に効果的な引っ張る力にも作用するようです。

増大ポンプの使用時間と頻度の目安
まず大切な事は真空値が確実に把握できるよう表示メモリが備わっているポンプを使用します。目分量で吸引すると吸引力が弱すぎて効果が無かったり逆に強すぎると亀頭に水疱や血豆などの怪我の恐れがあります。怪我をすると完治するまでの間は吸引ポンプの使用が出来なくなってしまいます。
基本的な吸引時間は最初のうちは1セット3分以内で行い様子を見ます。慣れてきたら1セット5分が1つの目安です。これを計3セット行います。1セット終了ごとにシリンダーからペニスを抜き新鮮な血液を海綿体に循環させる事が重要です。細胞の修復時に増大のチャンスがあるため週に1~2日間はトレーニングを行わない休息日を設けます。ペニスの根元からエア漏れがあると真空維持ができません。できれば陰毛を剃ってしまったほうが確実です。目標は太さ方向1cm増、長さ方向5cm増とし、目標が達成したら1ランク太いシリンダーに変更します。

参照:吸引力例:
1セット目:-38kpa(水銀柱換算-285mmhg) 5分間
2セット目:-38kpa(水銀柱換算-285mmhg) 5分間
3セット目:-40kpa(水銀柱換算-300mmhg) 5分間
これはサイト作成者の自己流の吸引値です。吸引値は人により異なります。この吸引値で行って万一怪我や事故を起こしても責任は負いかねます。包茎手術を行っていない方は皮膚が特にデリケートなためご注意ください。

画像にあるポンプは1度セットした吸引値を維持する機能があるためエア漏れすると瞬時にセット値までポンプが自動的に作動するので便利です。ポンプの吸引値は医学的に定めたものではありません。使用の際は自己責任で行ってください。説明書付属の場合はそれに従ってください。
牽引器
ペニスの牽引による効果を確かめるため海外性医学ジャーナルによる3カ月の実験で参加した23人の男性(平均26.5歳)のデータによると、最初の2週間は1日に4~6時間し、その後は1日あたり9時間の装着を行いました。そして3カ月の実験を行ったところ以下の結果が確認できました。

実験前(0値) | 8.8cm±1.2cm | 手で引張時の長さ11.5±1.0cm |
実験1カ月後(±1.3cmの延長効果) | 10.1cm±1.2cm | 手で引張時の長さ12.4±1.3cm |
実験3か月後(±1.7cmの延長効果) | 10.5cm±1.2cm | 手で引張時の長さ13.2±1.4cm |
実験3か月後の非勃起時における亀頭の円周にも効果がありました。
実験前 | 周囲8.8cm±0.66 |
3カ月後(円周約0.5cmの増大) | 周囲9.3cm±0.86 |
また、他のチームが同じく牽引器による増大実験による効果では6カ月の使用で勃起時の長さが約15mm延長したとありました。
牽引器の使用でペニスが増大された要因として
1.海綿体組織に微小裂傷が起こり修復時に瘢痕組織で隙間が埋まり増大した |
2.ペニスの根元を固定している靭帯が伸ばされた事でペニスが増大した |
以上の結果からペニスの牽引効果がありました。欠点として毎日4~9時間と長時間の装着を強いられる事です。また就寝中は危険なので日中に行う事になりますので、仕事中に装着するには器具を取付けていても外からは確認できない服装、または業種でなければ難しいのが実情といえますが、逆にその条件をクリアできる状況であればぜひ取り入れたい機器と思われます。
伸張ローラー

ペニスを挟んで引っ張る代表的なものでPower J Gymがあります。表面がウレタン素材で出来た2本のローラーでペニスを挟んみ込んで根元から亀頭の前までをマッサージする器具です。従来の手で行うジェルキングマッサージと異なる点はペニス表面の皮膚に負担が掛かりにくく、かつ海綿体に強く作用する点です。スムーズに転がるローラー構造によって潤滑剤も不要、手軽に使用できます。挟む事によるペニスの横幅アップと引っ張り作用による伸長の双方に効果が期待できます。使用方法は8割程度の勃起状態で毎回10~15分を目安に行います。週6日間のエクササイズを行い最終日は休養する7日間スケジュールです。メーカーの見解ではこの7日間スケジュールを3週間行ったあたりから使用効果が出はじめると言われています。使うコツはローラーで根元から亀頭冠までしっかりと挟んでゆっくりと確実に動かす事です。
コックリング
ペニス増大アイテムとしての直接的な効果というよりは勃起力増強に効果があります。加齢とともに勃起時の硬度は衰えぎみですがコックリングを装着する事で解消します。勃起をさせると海綿体に集まった血液の流れを止める事で勃起の維持ができ、さらには性的興奮と共に海綿体に集まる血液が逆流しないようストッパーとして働きます。するとコックリング非装着で勃起させた時に比べて格段に硬度が増します。そして血管が浮き出すほど強い勃起力によって本来備わっていた自身の勃起時サイズを一時的にも取り戻す事が出来ます。この一時的効果を毎回継続させる事で海綿体の血管を刺激、ぺにすの衰えを改善してペニス増大に効果があるのではないかと言われています。

コックリングの装着箇所は画像にように睾丸の更に奥側のペニス根元に装着します。自身のサイズにあうコックリングを装着すれば自身の本来持つペニスサイズでセックスやマスターベーションが行えます。装着時間は30分が目安です。長時間プレイする際は1度取外してペニスの血流を改善させて再度装着する必要があります。


安全で安価なコックリングとしてシリコーン製が最も普及しており多くのペニスサイズに対応する収縮性と高い締付感で手軽で効果的です。適切なサイズが見つかればシリコーン製とは比較にならない締付け効果が得られるステンレス製コックリングもあります。リングのサイズが適切でない場合、勃起の解除が不可能になる事故も考えられます。それを回避可能なレンチでリングが半分に分割できるタイプもあります。


睾丸の根元に装着するボールストレッチャーは重量級もあり、睾丸の包皮を伸ばして睾丸のぶら下がる外観を強調する「睾丸包皮増大」として使われたり睾丸に掛かる圧迫などの装着感を楽しむ場合にも使用されます。3穴タイプのコックリングはペニスの根本に加えて睾丸を陰茎軸から離す事で射精の延滞に期待できます(シリコーン製のコックリングを睾丸根元に装着しても同様の効果が期待できます)。