精通と夢精
男子の場合、一般に10~14歳で思春期を迎えると精巣でのテストステロン産生が増える事で筋肉や骨の成長とともにペニスのサイズや機能も成長していきます。
具体的には「陰毛が生える」「陰嚢と精巣が大きくなる」「陰茎が長く大きくなる」「精管と前立腺が大きくなる」「射精可能になる」などです。
思春期前後の12~16歳頃に現れやすい症状として「夢精」があります。夢精は睡眠中に性的な夢を見る最中に起こる事が多いのが特徴です。男子の多くが起床時に下着が精液でネバリ濡れていたという経験をします。あるいは真夜中の夢精直後に目が覚める場合もあります。

夢精は精通を既に経験していてもマスターベーション未経験であったり頻度が少ないと起こりがちになります。年齢とともにマスターベーションを覚えると自発的に射精を行うようになるため夢精の頻度が少なくなったり起きなくなります。初めての精通がマスターベーションによるものの場合は、頻繁にマスターベーションを行う事で夢精を経験した事が無いという男子も存在します。
マスターベーション経験年齢と費やす時間
TENGAの調査データによると男子のマスターベーション経験年齢は平均13.8歳(中学2年前後)でした。また女子のマスターベーション経験年齢は平均15.9歳でした。
マスターベーションに費やす平均時間は男子で15.76分、女子で12.84分でした
マスターベーション開始の年齢 | マスターベージョンに費やす平均時間 |
男性:13.8歳 | 男性:15.76分 |
女性:15.76歳 | 女性:12.84分 |
マスターベーションする理由
マスターベーションを行う理由は男女ともに性的快感を得るためが一番多い結果となりました。
男性 | 女性 |
性的快楽を得るため:31パーセント | 性的快楽を得る:31パーセント |
ストレス解消:15パーセント | ストレス解消目的:22パーセント |
パートナーとSEXできない時:12パーセント | パートナーとSEXできない時:8パーセント |
男女別の主な性感帯
性器の最も敏感な部分では男性は亀頭が最も強く感じ、次に陰茎軸や亀頭裏側の小帯(裏スジ)となる結果でした。女性ではクリトリスが最も強く感じ、次に膣への刺激とになりました。
また男女ともに肛門も性感帯となりました。具体的には男性は肛門の入口から5cm位の場所で前方方向へ刺激すると前立腺があり性感帯でもあります。女性の場合も同じく肛門の入口から5cm位の場所で前方方向へ刺激するとGスポットがあり同様に性的な刺激を強く感じます。
男性 | 女性 |
亀頭、陰茎、陰茎小帯、尿道口、陰嚢、肛門、前立腺 | 陰核、陰唇、膣口、乳首、乳房、尿道口、肛門、Gスポット |
マスターベーション時に使用するもの
男女で差があり、男性は全体の75パーセントが手指による刺激でした。オナホール等の器具を使用する割合は25パーセントと意外に少ない結果に留まりました。一方で女性は手指による刺激とディルド等(人口ペニスやバイブレーター)を使用する割合は50パーセントずつという結果でした。
男性が器具を使う場合としてオナホールに加えディルドを併用する場合もありました。オナホールによるペニスの刺激とともにディルドによる肛門および前立腺刺激を得るためです。同様に女性の場合は膣と肛門およびGスポットの刺激を得るためにディルドを2本使う場合があります。
男性 | 女性 |
手や指:75% オナホール等:25% | 手や指:約50% バイブやディルド等:約50% |
マスターベーションに器具を使用する際の注意点
間違ったマスターベーションを行うとセックスの際に男性は女性の膣内で射精ができなくなる膣内射精障害に発展する場合があります。手でペニスを強く握って行ったりうつ伏せでペニスを床に強く押し付けたりする行為のほか極端に締付けの強いオナホールを使用する際も注意が必要です。

同様に女性の場合もマスターベーションに使用するディルドサイズがエスカレートするとセックスの際に男性のペニスでは快感が得られにくくなるといった懸念が考えられます。画像は大型ディルドの一例で手首よりも太いディルドも数多く販売されています。

