シンボルの調べ 9 コンドームサイズ

コンドームサイズ シンボルの調べ

コンドームについて

コンドームの使用は避妊と性感染症の2つを予防します。妊娠を希望しないセックスを行う際はコンドームが最も手軽で避妊率の高いアイテムです。正しく使用する事で約90パーセントの避妊が可能です。

コンドームサイズ

正しい装着段階

正しい使用はペニスが勃起した段階で装着する必要があります。そして射精が終わり膣からペニスを完全に抜くまでは装着の維持する事が必要です。

正しいコンドーム装着段階ペニスが勃起した段階で装着
間違ったコンドーム装着段階例オーラルSEX(フェラチオ)時は非装着
膣挿入までは非装着
射精感が込上げる段階まで非装着
アナルSEX時は非装着

以下の調査のようにコンドーム装着のタイミングと装着率は高くありません。

コンドーム装着のタイミング

性感染症予防で使う場合、相手の粘膜(口腔、膣、肛門)に触れる前段階での装着が確実なため、相手の粘膜接触による刺激で勃起させる事は不適当となります。決まったパートナーとセックスする際は避妊だけを目的に装着する事が一般的ですが、その際は膣への挿入まではコンドームを使用しない割合が非常に高い状態となります。さらに双方ともコンドームの装着で快感度が低下する事を懸念してコンドームを非装着のままで行い、男性側の射精感が絶頂に達しそうな段階でようやく装着をする例も多々あります。男性は性的興奮状態が続くと尿道球腺液(がまん汁・カウパー腺液)が少量ずつ尿道から染み出てきます。尿道球腺液そのものには精子は含まれていません。そのため妊娠に直接繋がる原因とはなりません。しかし射精感が込上げた時に刺激を一時的に休止する寸止め行為を何度か行う事で男性が自覚しない状態で微量の精液が漏れ出る場合が多々あります。尿道球腺液とともに漏れた精液が微量ながら混じる事で妊娠の確率が発生します。

アナルセックス

ペニスをパートナーの膣ではなく肛門に挿入するアナルセックスは、違った快感が得られる事から膣性交と同様に行われる性行為です。妊娠の危険性が無いためコンドームを装着せずに行うケースが多々あります。しかし直腸の粘膜は非常に薄く傷つきやすいため性感染症やHIVのリスクがあります。また肛門と膣とを交互に挿入したりオーラルセックス(フェラチオ)も混合するプレイは大腸菌によるリスクも高まります。アナルセックス前に直腸内の洗浄を行っても大腸菌リスクをゼロにすることは出来ません。アナルセックスの際もコンドームは必ず装着し、プレイ中に膣挿入に切替える際は面倒でもコンドームの交換が安全です。

コンドームのサイズ選び

コンドームのサイズはペニスの太さで選びます。勃起時のペニスサイズに合ったコンドームを使用しないと脱落や破れの原因となります。

コンドームのサイズはペニスの太さで選びます。
SサイズMサイズLサイズXLサイズ
27~31mm32~36mm37~42mm43~47mm

自身の勃起したペニス胴回りをメジャーで1周測った長さを3.14で割った数値~若干小さいサイズがピッタリ合うはずです。ペニスは横に広がった楕円形をしているため例えば幅が38mmでも円周は115mmだったという事があります。この例の場合はMサイズが適合サイズとなります。

例1:ペニスの胴回りが110mmの場合110mm÷3.14=直径約Φ35mm [Mサイズ]
例2:ペニスの胴回りが120mmの場合120÷3.14=直径約Φ38mm [Lサイズ]
例3:ペニスの胴回りが135mmの場合135÷3.14=直径約Φ43mm [XLサイズ]

コンドーム長についてはサイズを問わず長さ17cm~20cmに作られています。勃起時のペニス平均的な長さである13.5cm前後から長めの20cmクラスの人まで幅広く対応できるようになっています。

材質によるコンドームサイズの考慮

材質が天然ラテックスの場合は材質が良く伸びるため多少きつくしても装着可能ですがポリウレタンの場合は伸縮率が弱いので許容サイズの幅は狭い事がありす。いつもラテックス製品ではMサイズがピッタリでもポリウレタン製品だとLサイズがピッタリという場合もあります。またメーカーによっても異なる場合がありますので、いつもと異なる材質やメーカーを選ぶ際は少量タイプで試す事をお勧めします。

コンドーム脱落の大きな原因

ペニスが勃起している最中は常に尿道球腺液(がまん汁)が尿道から微量に出ています。尿道球腺液は性交中の時間にもよりますが1cc~数ccを分泌します。尿道球腺液は性交中のペニスと膣の摩擦を軽減する役割も果たしているためヌルヌルとした粘質液です。プレイの時間が長くほど尿道球腺液はコンドーム内部に溜まりペニスとの密着率が失われていきます。それが激しいピストン運動によってコンドーム脱落の原因になります。脱落を防ぐには適切なサイズのコンドームを装着する事と、コンドーム内に尿道球腺液が溜まってきた場合はコンドームを新品に交換する事で安心に繋がります。

海外製と日本製のサイズ表記の違い

コンドームのサイズは日本と海外(欧米)で違いがあります。日本の場合は円形にした状態(直径)で記載されているのに対し欧米はコンドームを平たくした状態の幅を記載しています

海外サイトで[Size:60mm]と表記されたコンドームは、60X2=120 (120÷3.14 =Φ38mm)となり日本のLサイズ相当という事になります。直径6cmではありません。

サイズ表記の違い

海外では体格が多種な事もあり太さと長さの組合わせが52種類も展開しているコンドームがあります。小さいサイズから海外AVで見るような長さ25cm太さ5~6cmクラスの人まで多種多様です。
参照:https://www.myonecondoms.com/

大きなペニスを持つ男性の例
大きなペニスを持つ男性の例