My-P備忘録 6 精液の観察
2025-5-1
深く考えずに処分される精液
ペニスへの刺激を行って体外に射精している精液ですが、見た目は白く濁った液体ですのであまり深く考える事がありません。マスターベーションでティッシュの上あるいはオナホールの中に射精し終わると何も考えずに処理して捨ててしまいます。また単に快楽を得るために行うセックスの際はコンドームを装着して行ったり射精寸前にパートナーの腹上に出す事もあると思います。女性がピルを服用しているのであれば膣内射精する事もあるかと思います。しかし、いずれの場合も射精した精液は不要のため処分されてしまいます。
手軽に観察
精液は倍率500倍~1000倍のレンズがあれば精液中の精子が泳ぐ姿を簡単に観察できます。私は時々、テンガメンズルーペ(550倍)を使用して観察する事にしています。観察にはマスターベーションによって専用容器内に射精したものを採取して行っています。
実際のプレイ時間の再現で採取
通常どおりマスターベーションを行いますが精液の量や精子の密度はいつも行っているセックスやマスターベーションと同様の時間を掛けて行ったほうが良いのではないか、と個人的に思っています。それは性的な快感度と時間で精液量が相当左右されるからです。特にマスターベーションの場合は数分でササッと終わらせてしまう場合と、時間を掛けてじっくり行った場合で精液量が倍くらい違う事があります。そのため精液の量と共に精子の数量にも若干左右されるのではないかと推測します。
私の場合は通常1時間くらい掛けてマスターベーションを行います。セックスの時も大体同じくらいの時間です。射精しそうになると刺激を弱め、落ち着いたらまた刺激する寸止め行為を何度も行ったあと最後は溜まりきった精液を絞り出すよう存分に射精します。
妊娠を希望されている男性の場合はパートナーの女性といつもプレイする時間と同等の時間を再現して行った方が膣内へ射精する精液状態を再現できるのではないかと思います。専門家ではありませんので断言はできませんが少なくとも精液量はプレイ時間を長くすると格段に量は増えます。もし1回あたりの射精した精液量と精子量がわずかでも比例していればプレイ時間の再現は有効なのではないかと思います。
容器に採取
射精寸前のところまで快感度を察知したところで事前に手の届くところに用意しておいた採取容器を取り出して射精しました。テンガの採取容器は射精後に精液量が簡単に測れるのも大変便利です。量もしっかり測るため全て出し尽くすように射精しました。射精のタイミングは意外と難しいもので少しでも間合がズレると射精時の快感度も若干弱まってしまい精液の出し尽くし感も中途半端になりがちです。ただ、タイミングが合って気持ち良い射精の場合はピュッと勢い良く飛ぶ事があるので、一滴もこぼさず容器にしっかり受け止める注意が必要です。
自身の精子を観察
容器に射精してから数分が経つとドロドロの精液はサラサラに変化して水っぽい液体になります。最初は精液の量を測ります。今回も計量メモリの6ccのさらに上の容器フチまでありました。0.5cc刻みの線と6ccの上のフチまでが同じくらいなので6.5cc位の量ということになります。前回の射精から7日くらい経過しているといつも量はこれくらいです。4日位で射精すると5cc位になります。私は過去、精液量が少なかったのですが現在飲んでいるサプリメントや運動習慣などの影響で量が多めになりました。
容器に出してサラサラになった精液に、つまようじの先を本当にちょっとだけ付着させて専用ルーペの上に垂らします。それをスマートフォンのカメラレンズの上にセットしてからスマートフォンの画面で確認します。写真や動画も撮れます。でそれを撮ったものが下の映像です。
ここに載せたものは3秒ほどの繰り返し映像です。実際に数分間、確認しているとそれぞれの精子が1方向に向かって進んでいます。しかし、それぞれ精子の進む方向はまちまちです。女性の膣内へ射精された場合、精子は子宮内に進み、最終的に卵子と結びついて妊娠します。この映像にある私の精子は行く当てもなく単にさまよっているように見えます。しかし、自身から飛び出した細胞が目の前で動いている様は、いつ見ても興味深くて面白いものです。私の場合は6.5ccと精液量過多の傾向になるため逆に精子の密度は低くなるかもしれません。
精子を観察すると医学書サンプルのような一般的なオタマジャクシ形状が大半でした。しかし、中には尻尾(鞭毛)の無いもの、動かないもの、形状が変なもの、グルグルと同じところを回り続けているものなどもありました。それは明らかに異常精子のようです。精子の密度については年齢50代前半の私の場合でこの状態です。精子の状態は40代から急激に悪くなっていくと専門書に記載されていますので私の精子状態も悪くなりつつあると推測します。もっと若い10~30代の方でしたら格段に動きが良くて密度も高いのではないかと思います。
テンガのルーペは倍率が550倍ですが、精子の形状や密度くらいは十分に確認できました。パートナーもこのようなものに興味があったら一緒に観察しても良いのではないでしょうか。セックスの時のオーラルセックス時に口内射精を許してくれるパートナーの場合は、この動いている精子を見たらその直後より口内射精NGになってしまう可能性が無きにしもあらずですのです。そのような心配がある場合は一緒に見ない方が良いかもしれません。
テンガルーペの550倍でこれだけよく見えるので比較的に安価な学習用1000~2000倍クラス顕微鏡で観察したらもっとハッキリとかつ興味深く観察できるかもしれません。