20歳になっても決心つかず
高校生の頃に脱包茎を断念してから数年が経過。20歳になってもマスターベーションは相変わらず「皮オナニー」を行っていました。しかし包茎は恥ずかしいという気持ちが根にあったので当時の彼女とセックスする際は直前に包皮を剥いた状態にしていました(しかし今思えば私が仮性包茎だったことはバレていたかもしれません)。
20代中盤で包茎手術の決心をする
20代の中盤になる頃にはインターネットで色々と情報を得ることができるようになりました。それがきっかけとなりようやく手術を決心しました。この決心は今思えば些細な事ですが当時は「手術」という単語だけで恐ろしかったため自分にとってこれは大きな決断でした。

亀頭直下切除法
当時の多くのクリニックで行っていたのがペニスの中央付近で余った包皮を切除する方法でした。しかしこの方法はペニスの中央部分に縫合痕が残るためペニスのサイズが平常時でも目立ってしまうのが欠点でした。クリニックの中には傷痕が目立たない亀頭のくびれた部分で余った包皮を切除する「亀頭直下切除」で行うクリニックも現れ始めました。私は亀頭直下切除を行っているクリニックに絞ってホームページ上で詳しく説明がされていた神奈川クリニック(現在閉鎖)で手術をう事にしました。
手術の予約をとってから数日後、仕事を休んでクリニックに向かいました。手術後は2~3週間ペニスを安静にさせる事を知っていたので前日はマスターベーションを行って2度の射精をしました。また入浴時には包皮を剥いて入念にペニスを洗いました。
当日クリニックに到着して受付を済ませるとすぐに診察が行われました。ペニスの診察を受けるのは生まれて初めてだったので多少の緊張はありました。しかし医師の手慣れた対応によってスムーズに手際よく行われました。仮性包茎が災いしたのか、亀頭エラの張り具合が若干小さいとの指摘を受けたため包茎手術と同時にコラーゲン3cc注入による亀頭増大も同時に受ける事にしました。
診察後すぐ手術室へと向かいました。下半身だけ下着も含めて脱いでから手術台で仰向けになると緑色の分厚い布が下半身全体に覆われました。布にはペニスだけが露出するよう穴が開いていてそこからペニスだけが露出した状態となりました。手術は2人体勢で行われました。最初に麻酔注射がペニスへ打たれました。麻酔針が刺さる際はペニスがちぎれんばかりの強い痛みでした。しかし数分が経過するとペニスは麻酔して医師が触れても感覚はほとんどありませんでした。手術用マーカーで切除部分がペニスに直接描かれてから手術が始まりました。後に自分のペニスが変わるのだと思うと不安よりも期待が大きくなりました。
手術に入る直前、アイマスクをされたためどのように行われているかは直接見ることが出来ませんでしたが、切除しているのか、縫合しているのかなど、おおよその判断はできました。時間にして30分位だったかと思います。包茎手術が終わると続いて亀頭のエラ部分に亀頭増大のコラーゲン注射(3cc)が行われました。これはほんの数分で終わりました。手術が終了すると手術台に仰向けのままで10分程度の休息をとりました。

医師が戻ってくると被せていた緑色の布がようやく取り除かれました。そして上半身を起こしてもらい、手術後初の自身のペニスと対面しました。ペニスは平常時サイズに縮んでいるにもかかわらず亀頭は完全に露出した状態でした。亀頭のクビれた部分にも余った包皮は無くてスッキリした印象のペニスに変貌していました。また、コラーゲン注入された亀頭のエラは角張っていました。自身のペニスなのに他人のペニスを見ているかような変な違和感とともに脱包茎した大きな満足感でいっぱいでした。術後ケアや包帯の巻き方など丁寧に教えてもらい手術は無事に完了しました。
最後に切除した包皮も見せてもらえました。ピンセットでつままれて切除された包皮。それは予想以上の量で驚きました。矯正器具ではまず無理だなと思う量でした。切除した包皮は希望者にホルマリン液で浸した瓶に入れて持ち帰り可能でした。私は恥ずかしさもあって持ち帰りませんでしたが後々になって少し後悔しました。
当日はシャワーも浴びず濡れタオルで体を拭き洗面台で頭を洗うだけにしました。3日位はシャワーのみで患部もなるべく濡れないようにしていましたが、その後は包帯をしたまま普通にシャワー可能でその後、傷の処置と包帯巻きは念入りに行いました。朝勃ちで勃起すると痛みで目が覚める事がありました。その都度ペニスが勃たないよう気持ちを落着かせました。
包茎手術後2週間くらいが経つ頃には縫糸が自然とポロポロ外れて傷も塞がってきました。最後2~3針分の糸が残ってしまった箇所は毛抜きを使って糸の結び目を外すとスルッと外す事が出来ました。この頃になると包帯不要になりました。亀頭がパンツに擦れる違和感はありますが、それを意識する度、逆に包茎手術したという実感もあって嬉しい思いでもありました。約3週間が経過する頃には傷痕を押すと若干の痛みと違和感はありましたが見た目はほとんど完治しました。
勝手が違うマスターベーション
手術後の説明で包茎手術後のセックスは4週間禁止でしたがマスターベーションは3週間経てば気を付けながら可能という事でした。性欲も溜まっていたので早速、3週間ぶりのマスターベーションを行いました。
手術前は余った包皮を亀頭に被せたり剥いたりして亀頭を刺激する「皮オナニー」を行ってきました。しかし手術後は平常時でも余った包皮はありませんし勃起するとなおさらペニスの外側がピンと張るほど余った包皮は全くありません。そのため手を筒状にしてぺニスを軽く握って上下方向にさする「正式なマスターベーション方法」で行う事になりました(そうせざるを得ません)。最初は握り加減の調整や動かし方など若干戸惑いました。しかし3週間ぶりの射精だった事もあって1mくらい精液が勢いよく飛びました。それから1日に1度の割合でマスターベーションをしているうちに以前と同じ感覚で射精ができるようになりました。

粘膜から皮膚になった亀頭
仮性包茎の時は常に亀頭に包皮が被って保護されていたので口腔内や眼球と同じ粘膜でした。露出するのはいつもマスターベーションやセックス、お風呂で洗う時だけでした。しかし包茎手術後は常時亀頭が露出しているため他の皮膚同様に粘膜ではなくなり皮膚となりました。
亀頭が露出した良さを実感
最初の数カ月は下着の中でペニスが少し動いても亀頭を意識しました。しかし数カ月で少しずつそれが無くなっていきました。効果的だった事はペニスの垢たまりやニオイが解決した事でした。以前、矯正器具で一時的に脱包茎した時は亀頭のクビレた部分に余った皮をたぐり寄せた状態だった事でので亀頭が露出していても、クビレに白い垢(恥垢)が溜まっていました。しかし包茎手術後は余った皮が全くないので垢が溜まる事がなくニオイやベタツキが完全に解消しました。入浴時に亀頭をわざわざ露出させて洗う手間もなくなりました。この快適さは感動しました。衛生上かなり良いと実感しました。

セックスでの変化
以前は勃起しても包皮が動くため激しくピストン運動中するとコンドームがズレてくる事がありましたがそれが解消しました。また女性の膣内で自身の包皮が剥けたり被ったりする症状(膣内で皮オナニー状態)も無くなったため膣と亀頭が摩擦する刺激が直接伝わるようになりました。もし包茎手術前と後とで同じパートナーであったなら女性側の快感度にも変化があった否か確認してみたいところです。
平常時の長さも変化
包茎手術後はペニスの平常時の長さにも変化しました。包茎時はペニスの通常長さが3~4cmくらいでした。形状もいわゆる「ドリルチンコ」です。この原因は包茎の場合、亀頭に被っている包皮がペニス全体を体内側に押し込む作用が働く事で起きるそうです。これは包茎の時に矯正器具で亀頭を露出させた時期にも経験(ペニスがだらんとする)しています。

ペニスを内部に押し込める作用が無くなった事で自然と体の外側にペニスが露出されるようになりました。